本会のホームページを訪ねていただきありがとうございます。
地域生活定着支援センター(以下、定着支援センター)は、その対象となる人たちが地域で安定して生活できるよう、「司法と福祉の架け橋」としての使命を果たしていくために日々取り組んでいます。私たち全国地域生活定着支援センター協議会(以下、全定協)は、対象となる人たちが広域調整を必要とする場合が多いこと、各都道府県で抱える課題や手続きの違い、定着支援センターが各都道府県で1か所の指定であることから、人材育成が難しい環境であるという課題を克服するため、平成22(2010)年に各都道府県の定着支援センターをつなぐ全国組織として立ち上がりました。
現在、我が国の政策理念として「地域共生社会」が謳われ、さらに令和4(2022)年6月には改正刑法が可決成立しました。今後の具体的な体制整備や事業が様々に進められています。その中で、被疑者等の段階から支援を行う、いわゆる「入口支援」も始まり、全国の定着支援センターも関係機関や関係者との協働のプラットフォームづくりに取り組み、孤立のない社会を目指しています。
全定協では、こうした定着支援センターの様々な活動を促進するため、各定着支援センターで得られた知見の相互共有や人材育成研修、国への要望活動、調査研究事業の実施などに取り組んでいます。あわせて、本ホームページや会報「ハシビロコウ通信」を通じて、地域の皆さまや関係者の皆さまにご協力と理解を深めていただくため、定着支援センターの活動の普及啓発にも取り組んでいます。
関心を持って訪問していただいた皆さまに、必要な情報が届けられるよう努めてまいります。引き続きのご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。
一般社団法人 全国地域生活定着支援センター協議会
代表理事 田島 光浩